GForce The Oddity – MiniMoogも良いけど、ARP Odysseyもね!

アナログ・モノシンセの名器ARP Odysseyに近い構成

アナログ・モノシンセの名器ARP Odysseyに近い構成

往年のモノシンセ名器をソフトウエアで…というと、多くがMiniMoogのサウンドをエミュレートしたもので、仏ArturiaはDTM用のMini Vや最近登場したiPad用のiMini(参考リンク)を、Native InstrumentsはKomplete 9に含まれるMiniMoogの音を再現する新しいソフト音源MONARKを発表したばかり。それと比較してMiniMoogと当時人気を二分したと言われるARP Odysseyの影が薄いとふと思ったので、このOdysseyサウンドを再現するGFORCE社製ソフト音源「The Oddity」を紹介することに。

ARP Odyssey(Wikipediaより)

ARP Odyssey(Wikipediaより)

太くてファットなサウンドが得意なMiniMoogと比較すると、シャープで尖ったサウンドがかなり得意なOdyssey…かなり攻撃的な音が作れる。海外ではウルトラヴォックスやタンジェリン・ドリーム、ヴァンゲリス、ハービー・ハンコック…国内では特にYMOが全盛期に利用していたことで有名。(ちなみに映画「未知との遭遇」で宇宙人とシンセ音でコミュニケーションするシーンではARP 2500が利用されていた)

[ARP Odyssey参考リンク]

さて、このOdysseyサウンドをソフト音源で蘇らせてくれるGForce The Oddity…開発元からデモ版をDLでき、30時間利用可能(それ以降は次第にノイズが入ってくる仕様)。これを試用してみた。結論から言うと、結構カッコ良く鋭いサウンドが出てきてかなり楽しめた。例えばシンセベースのプリセットなどもオシレータ・シンクを使い攻撃な音が出てきて、どちらかと言うと「デジタル」なサウンドでWaldorf Largo(参考記事)などと一緒に使いたい感じ。リードサウンドも同様にシャープな音がプリセットされていて、こちらも楽しめた。以下に古いバージョンではあるけど、YouTubeに掲載されているデモ動画を紹介。

実はThe Oddityに用意されているプリセット音は64個とかなり少なめ…自分で欲しい音はプリセットから探すより、パネルをいじってしまった方が早い。このThe Oddityは複数画面など複雑な構成は無いので、メインの画面でスライダーをいじって音作りをしているのは正直楽しく、音を多く作ってギュンギュンと言わせて遊んでいると、すぐに何時間も経ってしまった。

音作りはスゴく楽しいThe Oddityだけど、誰にでも勧められる音源では無かったりも。まずモノ・シンセなので、和音すら出せない…というだけでかなり使い方が限定される(その点、ArturiaのMiniMoog系音源は元はモノシンセだけど和音も出せる仕様なので、もうちょっと汎用性が高い)。一般的な音源はあった上で、個性的なシンセ音源を使いたいという人なら、まず試した上で入手しても良いかも。

現在は日本代理店は無く、海外の開発元サイトからDL販売に。価格は£99.99(記事記載時点で約12,000円)。ちなみにクラウドベースのDAW「Ohm Studio」には最初からこのThe OddityなどのGForce社音源が最初から含まれていたりする。(Ohm Studio参考記事

[GForce The Oddity参考記事]

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